シナリオライターになりたい人のためのブログ。

あんこといんことうんこの境目が知りたい。

個人でも3DS、WiiUのゲームが開発、販売可能になりました

占星学を50年以上やっている大ベテランな友だちから、

「これからは個の時代。個人がそれぞれ活躍していく時代になるよ」

と言われ、フリーランスに追い風が吹くから

今のまま個人で活動していったほうがいいとアドバイスされました。

 

今まで数社ほど会社を転々としながら、結局企業勤めは体質的に合わないと

体調を崩して思い知った私としてはとても嬉しい言葉であり、

そして、色々と便利なツールなどが無償開放されている現在において

肌で実感していたことでもあり、すんなりと納得することができました。

 

スマホアプリもがんばれば個人でつくってリリースできるしね。

(ノベル系なら、Unityほどのレベル高い知識なくても

なんとか制作できるツールが揃ってます・・・!

気になる方は、ティラノスクリプト、アルテミスエンジンで検索)

 

まあとはいえ、やっぱり過去、テレビゲームで育ってきた世代としては

コンシューマー機のゲームがつくれたらなぁと憧れは捨てられない。

今まで参加した交流会で、デベロッパーの方々にお話を聞いてきたけれど

コンシューマーのゲームは個人には無理だよなと

絶望的になるばかりだった・・・けれど!

 

なんと、2016年7月7日から

任天堂の開発者向けサイト「Nintendo Developer Portal」において

法人のみならず、個人開発者も登録できるようになりました!!

 

つまりは3DS、WiiUのゲームの開発キットを使って

個人でもゲームをつくることができるようになったんです。

 

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Homepage - Nintendo Developer Portal こちらのサイトより抜粋

 

販売形態は、Nintendo eShopのダウンロードのみですが、

パッケージ版は、同人でいいのでゲームをつくってれば分かりますが

プレスしてその在庫を売ってくれる店舗さんを探して・・・と

流通してくれる業者さんなどを見つけなければいけないので

何とも難しいことは分かります。

なので、仕方ないと諦めます。

 

ともかくダウンロードのみとはいえ、コンシューマー機で遊べる

ゲームがつくれるなんて夢のよう!

今のところ何つくりたいってないけど、開発キット落として

触ってみよう!!

と、上記のリンク先であるサイトに飛んで

勢い込んで開発者登録してみました。

 

名前と住所とメールアドレスを入力するのみで、難しいことはありません。

登録が完了すると、パスワードが送られてきて

それをつかってログインすることで、あっという間に登録終わりました。

 

 

終わりました。

 

 

 

・・・ん? 終わってない?

 

 

 

 

終わって・・・ない、だと・・・!?

 

 

 

意気揚々とログインすると、

そこには英文のサイトが待ち構えておりました。

 

取りあえず英語はよく分からないものの、

NDA(秘密保持契約)について同意してねって雰囲気だったので

よくある、規約一覧みたいなのをぺーっと流し読みして

最後のチェックボックスにチェックを付けて

右下のボタンを押しました。

 

これにて、契約も結ばれ、3DS、やらWiiUというアイコンあるから

それらを押してどうこうすれば

開発に必要なものが落とせるとは思うんですが

いかんせん、今はまだ一般向けのゲームでつくりたいものがないので

(そして英文がほんのりしか読めないので)

登録だけ済ませてサイトを閉じました。

 

ま、まだまだ実際にゲームをつくって販売までにはハードルは高い!

・・・けれども、

個人クリエイターに対しての追い風は

やっぱり吹いてるなと感じました。

 

もうちょっと英語を勉強して、企画を思いついたら

実際の制作に入っていきたいと思います。

ただ、秘密だよ、て契約したから

制作中のレポートはできないけれど。

そして、販売価格の何割が自分に戻って来るのか分からないけれど。

 

ともかく今後の可能性に期待したいと思います!! 

 

ライター向けの講習が増えてきた、けれど地方に住んでる志望者は?

最近、シナリオライター向けの講習会の情報を目にすることが増えました。

 

※全部終了済みです※

シナリオ制作のコツや業界の最新事情が聞ける「元祖 シナリオ塾」が7月23日に開催 『ハガレン』『ガンダム00』…アニメ監督の水島精二氏が登壇 | Social Creator Info

オトメゲームシナリオライター初級講座2016 | バンタンゲームアカデミー

乙女ゲームのシナリオ勉強会。集え、乙女、その他。(6/25) – 国際ゲーム開発者協会日本

ゲームシナリオ講師サミット(ラウンドテーブル) in東京 - パスマーケット

↑中でも、こちらはとても興味深い内容で、

なんで定員数に達する前に気付かなかったのかと

今、歯噛みしてます。

仕事にかかりきりになると集中して、視野が狭くなることを後悔。

 

こういった講習会、セミナーが増え、

ライターを育成しよう! という空気が高まってることは

とても嬉しいことです。

私は、どうすればライターになれるのか、

分からずに手探りでなんとか今の職に就いたので、

シナリオの勉強の仕方から、実際の先輩方の経験談を聞きながら

お仕事へも繋がる機会など転がっていませんでしたから

いい傾向だな~と思ってます。

また、こういった会が開かれると、即座に定員いっぱいになることから

向上心高いライター志望者、現役ライターが多いんだなと

いう事実にも気付いて、背筋が伸びます。

 

・・・と、ただ、やっぱり感じてしまうのは、

全部が東京で開催されているということ。

 

私は地元が茨城で、まだ関東圏内だとはいえ

東京との距離を感じてしまいます。

今は都内にいるので、こういったイベントには

気軽に参加しやすいですが

茨城から参加すると考えると、前後でホテルを取ったりしないと

行きと帰りが慌ただしくて勉強したことをゆっくり復習したり、

その場で知り合った方とお茶をするなんて時間が持てないなと。

(勉強会などでは、受講内容から学ぶことも多いですが

同じ目標を持つ仲間と出会える貴重な場でもあります。

色々な会に出て、素敵なライターさんたちと知り合えたから

【プロット勉強会】女性向けライターが同じテーマでプロットをつくったら・・・

こんな勉強会が開けたというのもあるので)

 

同じ関東で、頑張れば日帰りできる距離の茨城でさえ

気軽に東京に通うには壁を感じる。

なら、関東を出て他の地方になったら、それはますます

大きな障壁となるかと思います。

 

でも、必ずほかの地方にも、シナリオライターになりたいと

願う人はいるはず。

そんな方々に、何か学びや仕事のきっかけをつかむ道はないかと

探しているところで・・・

 

ライター募集 – ミカガミ

 

こちらの会社の方とお会いして、お話を聞く機会がありました。

このミカガミさんでは、スカイプなどを通して講習を行うことで

地方在住の方でもシナリオを学べる機会をつくっているそうです。

教えてもらえる内容が、自分が進みたい道に適しているのか

(一般向けゲーム、エロゲー、乙女ゲー、小説、アニメ、映画、ドラマ)

それは実際ご自分で確認していただかないと、何とも言えませんが・・・

(私がお伺いした時は、スマホの女性向けゲームについて

特に強化してお教えされていたようですが、現在の内容については

問い合わせてみてください!)

ネットワーク環境が整った今、実際の住んでる距離に関係なく

教えることも、学ぶこともできるなと思っていたので

この取り組みはとてもいいなと感じました!

 

また、スカイプではなくUストリームを通じて

講義を聞いて自宅にいながら、学べる

WEB講座もある

 

小池一夫キャラクターマン講座

 

などもあります。

シナリオの書きかたというより、

いかに魅力的なキャラクターをつくりあげるかに

焦点を絞っていますが、

ヒットするシナリオには、必ず人の共感を呼ぶ

厚みのあるキャラクターがいることを思えば、

いかにそのつくりかたが大事かは言わずとも伝わるかと。

 

こちらは、申し込んで受講費の振り込み期限が

2016年7月29日までなのでまだ間に合うといえば

間に合うかも・・・。

 

受講期間が半年もあるので、受講費もそれなりですが(汗

(※資料請求をしてもらったファイルの中に書かれてます)

それでも、WEB講座という道を示してくださっているのは

とてもありがたいことだと思います。

もしリアルタイムで視聴できなくても、

アーカイブで再生できるのが何よりもの利点。

子どもの時ならまだしも、大人になってからは仕事や付き合いで

決まった時間が空けられないこともありますよね。

 

どちらかというとゲームよりもマンガ原作者向けではありますが、

直接的なゲームのシナリオ作法が学べなくとも、

キャラクターのつくりかたは

とても重要なスキルなので損はないと思います。

 

・・・で、も、受講費に悩んでしまったら。

その他もろもろのことで受講できなかったなら、

こちらを読みながら勉強しましょう。(一緒にね!)

ゲームの威力!~ドラクエツアーに感動して思ったこと~

土曜日、さいたまスーパーアリーナで開催された

ドラゴンクエストライブスペクタルツアーに参加してきました。

まず初めに、ドラクエのⅠ~Ⅹの主人公が現れた演出に

鳥肌が立って感動して思わず涙しました・・・!

 

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私がゲームの面白さに目覚めたのはファミコンドラクエⅢ。

そこからⅠ、ⅡをプレイしてRPGの世界にのめり込んでいき、

Ⅳで仲間たちの各ストーリーに熱くなり、

Ⅴではスーファミになって綺麗なグラフィックに鳥肌立ちながら、

まさに『人生』が詰まったストーリーに心打たれたドラクエリアル世代。

Ⅵ、Ⅶ、Ⅷ、Ⅸ・・・とプレステ、DSと変わるのに合わせて

ハードを買ってはプレイしてきた私としては、

今までの人生の集大成と言わんばかりのとても素晴らしいライブでした。

(ただ、どちらかというとひとりでコツコツプレイしたい派だったので

オンラインになったⅩは敬遠してプレイしてないのですが・・・

Wiiも揃ったのでいい加減プレイしようと思います)

 

白い布とプロジェクションマッピングを駆使した

まさにドラクエ、といった世界観の表現とド派手な必殺技の演出に

一気に心を掴まれ。

現れるモンスターたちの、リアルで、

でも何だか可愛いフォルムに和み。

マドハンドが異様に大きくてインパクト大)

そうやって構築された舞台の上でワイヤーを使って

飛びまわって派手にアクションを披露する役者さんたちの

演技はとても素敵でした。

 

公演中、自分が身に付けたライトが

座っている位置と時間によって一斉に光るという演出によって

ライブに参加してる!! という臨場感もあって

とってもワクワクした2時間はあっという間に過ぎてしまいました。

 

ドラクエ30周年。

きっと、私のように影響を受けて生きてきた人は

たくさんいると思います。

もし、ライブに参加しようかどうかと検討してる方は

ぜひともこの感動を味わってください。

 

〈公式サイト〉ドラゴンクエスト ライブスペクタクルツアー

 

(※ちなみにさいたまスーパーアリーナでは、

ビール飲みながら観劇できます。

大人としてアルコール味わいながら、

子どもの頃の純真さを思い出すとは

何とも言えない贅沢な体験!

1時間で休憩が入るので、トイレ休憩もバッチリです!

ちなみに入ってすぐのトイレは混んでますが、

奥にもいっぱいあるので、すぐ奥に進むのがオススメです)

 

 

ただただ興奮して、なんだかまとまりのない文章になってますが

この雰囲気は、あの場所にいた人じゃないと分からないと思います。

まだまだ公演は続くので、間に合う人にはぜひとも

生の空気を味わって欲しいと思います。

 

当日、約1万人がそこに集まってましたが、

みんなドラクエが大好き、という思いがひしひしと伝わってきました。

いちファンとしては、そういう思いをたくさんの人と

共有できただけでも嬉しかったです。

 

ゲームは、人間が生きていくうえでは必要のないものですが、

けれども生きてく助けになると、信じてます。

辛い冒険の中、仲間に助けられ、

勇気を持って困難に立ち向かい平和をつかみ取る。

あの体験が、幼い頃の自分を成長させ、

生きていく強さを与えてくれたと思ってます。

だから今、ゲームをつくる仕事に携わっている。

そのことを改めて噛みしめ、

子どもの頃のきらきらした想いを取り戻そうと

この本を買いました!

ドラクエって、ものすごく分かりやすいデザインで、

分かりやすい物語なのに・・・キャラクターはとても濃厚で、

そこに散りばめられたセリフのひとつひとつが、

深く心に残ってるんですよね。

 

『返事がない、ただのしかばねのようだ』とか、

何かにつけて口にしてしまうし。

ゲーム制作に携わる者として、言葉を用いる仕事をしている者として、

インパクトがあって、人の心をグッと捉えてしまう・・・

そんなセリフを生み出すことができたらいいなと思いながら、

ページをめくってます。

 

めくっていくうちに・・・、

堀井さんがどんな考えでそのセリフを選んだのか、

RPGというジャンルを世に広く示した

その技術や知識を垣間見ることのできる

エピソードなどもついてきて、とても勉強になります。

ボリュームはあまり多くはないので、

ドラクエ好きなゲーム制作者のみなさんにオススメしたい一冊。

 

今、世間をにぎわせているポケモンGoのようなものが

生み出せるかは分からない。

けれども、プレイしてくれた人の中に、

何かを残せるようなものを生み出していきたい。

この本を読んで、改めてそう強く想いました。