シナリオライターになりたい人のためのブログ。

あんこといんことうんこの境目が知りたい。

海外から見た日本のオタク文化

前にフィリピン人の女の子にスカイプ

英語を教わっているときに

ヤオイ! ウケ、セメ! ワカルヨ。メガネ、クール!」

とかいう会話が出てきて

フィリピンにも腐女子いるよ~と聞いてから

日本のアニメ、マンガ、ゲーム等のオタクコンテンツは

海外でどう受け入れられてるのだろうかと興味がありました。

 

スマフォアプリでも、海外にどうリーチしていくかが

今後の鍵、とずっと言われてますしね。

それと日本のアニメは海外でも人気、みたいなことをたまに聞くけど

どのジャンルが、どんな形で受け入れられてるのか・・・

そしてどういった売り方をしているのかというのが見えてこなく。

ビジネスとして成功してるのか

その辺りを掘り下げたいなぁ・・・でもどっから切りこめばいいのか

なんて思っていたら!

 

オタク活動 in海外というテーマで

講習と交流ができる会があったので参加してきました~♪

 

どんな人が集まるのかも予想せずに

気軽な気持ちで参加したのですが・・・

集まった人たちが行動的で濃厚なひとたちばかりで

ええ、もうとっても、とっても・・・

気おくれしました(汗

 

だって私、海外に行ったのって多分10年前くらいの

ヨーロッパ周遊(ドイツ、フランス、スイス)と

グアムくらいだったから。

自己紹介のときに、10か国くらい回ってる!

なんなら40か国くらいはもう行ってる!

海外でコスプレイベントの運営したよ!

バイのアニメ、ゲームのイベントよかったよ!

パリのジャパンエキスポに出店してきたよ!

ていうか台湾から日本に留学しにきてるよ!

(海外の方が3分の1くらいだったような・・・)

という、ほんとにアクティブすぎる人たちが集まっていて

自分の紹介のときは声が震えてました。

 (みんなで自己紹介をし終えたあとは普通に名刺交換しての

交流が始まったんですが・・・その中で

2,3日くらい会う人会う人にこんなヤバイ人いたよ(笑

てネタにしてた強烈な人がいて

面白いので最後の辺りにまとめて書きたいと思います)

 

まあ、ドキドキして緊張しっぱなし・・・とはいえ、

海外での日本のオタクコンテンツの情報を聞けたので

物凄く充実した時間を過ごせたので参加してよかったと思ってます。

そして次もあれば参加したい。

 

吸収した情報がいっぱいありすぎるので、ザックリとまとめます。

 

・最初に海外のオタク文化に興味があるなら台湾がおすすめ。

FANCY FRONTIER

日本のコミケに近い雰囲気で、さらにコスプレなどの自由度が高く

多分参加して雰囲気を楽しむだけでも盛り上がれる。

何より台湾近いし、親日だし。

 

・旅行のついでに生の海外のオタク文化を楽しむなら、パリ、ドバイがおすすめ。

Japan Expo - ようこそ - Japan Expo ←パリ

コミケ+ゲームショウ!? ドバイで行われた中東最大の漫画&アニメの祭典「コミコン」より現地レポートが到着! | 1UP情報局 ←ドバイ

 

・パリで、BLについての講師を呼んでの国際セミナーが開かれたとか。

(※詳細は分からぬままですが、大きな講堂とかそういう場所に講師が立って

腐女子がそれを黙々と聞く・・・というようなよくあるビジネスセミナー的なものが

開催されたそうな)

 

・海外の同人イベントで自分の作品を頒布するときは

空港での検査には気を付けてね♡

(観光で入国するのに、明らかに同じ内容の本100冊とか持ってたら

販売するんじゃね? て怪しまれるよね。

10冊くらいとかなら、友だちに配るお土産で通せそうだけど・・・。

ということで、搬入についてどうするかは

事前によく調べておいたほうがいい! ということでした)

 

 

このイベントに参加して思ったのは、

日本の熱量のこもったオタクコンテンツは、海外でも確かに通じる!

ということでした。

やはり、男性向け、一般向けのものが勢い強い感じですが

腐女子の存在感もキラリと光っており、

日本でつくったものが海外でも受け入れられるというのは

確かに感じました。

 

・・・が。

私が一番興味あるのは、

マンガ、アニメ、ゲームコンテンツが海外で売れ、

日本のクリエイターさんたちにきちんと収入として還元されて

国内でまた、面白くていいものがつくられる。

という循環が成立するのかどうか。

ここまでの話だと、海外でも同人活動が行われるくらい

コアなファンはいるよ・・・という感じで

日本のコンテンツが商売として上手く成り立ってるのか?

については本質が見えてません。

そこらへんどうなのかな、と思っていたところに

 

現れたのがハイスペックヲタク。

 

名刺交換しながら話を聞いていたら、

オックスフォード大学を卒業しました、という

一瞬「ふぁ!?」となるハイスペックなオタクが現れたんです。

これが文の途中で書いた、ヤバい人です。

 

最初は、VR動画作ってます。

VR動画は全部フリーソフトでつくれますよ~なんて話から

始まり、

人工培養肉をつくる会社を起ち上げました、て話になり

起業家か、それはすごいな・・・と感心したりしてました。

そのうちに彼はオックスフォード大学にいて、

在学中に出会った、家庭が裕福で

語学も堪能なハイスペックな人たちが

コスプレしたり、歌ってみたやったり、

色々オタクなことをしてるよって話題に展開していき、

え、何それ本当? となっていきました。

 

シンガポール経済産業省のキャリア官僚のアニメオタクや

世界の経済市場を担うコスプレイヤー

石油系巨大企業のブレーンとして働くオタクやら・・・

ともかく、これから各国の将来を担うであろう

超がつくエリートたちが日本のアニメやゲームを愛し、

さらには日本自体にも興味と好意を抱いているということでした。

 

最後には、彼自身が、IT系が得意なので

いずれは自分自身を電子データ化して

嫁が2次元から出てこれないなら、俺が2次元に行ってやる!

て豪語していて・・・

あ、うん、君なら出来るんじゃないかな、ハハってなりましたけど(笑

 

まあでも冗談でなく

自分が2次元世界へ! という技術は

多分私が生きている間に実現すると思います。

オタクの愛という執念ほど、とてつもないエネルギーはないので

技術革新するだろうなと思ってます。

 

頭の回転が速くて、お金もあって、さらにオタクとしての愛を備えた

ハイスペックオタク。

そんな彼らが世界各国の経済や政治のトップに立ったら?

日本のコンテンツの価値は、とてつもなく上がります。

 

このとき会った彼いわく、

2020年にはアキバ発祥の文化が世界のビジネスの常識になる。

・・・そうです。

 

ただし、今までのようなビジネスモデル、

特にアニメなどは、無料で放映してDVDを販売することで

売上をあげてましたが、世界に輸出する際に

そのモデルで売り上げにつなげるのは難しい。

じゃあどう売りだしていけばいいのか?

 

おいおい、なんでもかんでも世界とか言い出すなよ。

日本人がつくって、日本人が消費して楽しめばいいじゃん。

・・・という意見もあるとは思います。が。

 

ここ数年、何度も表現規制をめぐる法律について

騒がれてますよね。

今のままだと、

自由な創作ができなくなる未来が訪れる可能性は大きい。

 

けれども、

日本の景気を左右するほどの、一大輸出コンテンツとして

マンガ、アニメ、ゲームが発展すれば

状況は変わるんじゃないか・・・そう感じます。

 

いきなりおっきな話持ち出してきましたね私。

とはいえ、ゲーム業界の一介のミジンコ程度でも

明るい未来を見据えてれば、

それを引き寄せられる可能性は上がるんじゃないかと思うんです。

 

もし、明るいオタクの未来を見据えて勉強しておきたい、と感じたら

下の本を一読ください。

自分たちが何気なく消費していることが、

世界でどういう意味を持っているのか。

当たり前だと思ってたことがどう興味を持たれてるのか。

そして、日本でつくったものをどう世界に輸出して行けばいいのか。

ビジネス本としても面白いと感じたので、

良かったら読んでみてください。