シナリオライターになりたい人のためのブログ。

あんこといんことうんこの境目が知りたい。

やっぱり、ゲームつくるの好きだ~闘会議2日間の戦い~

日本ネットクリエイター協会(以下、JNCA)。

最初はどんな活動をしているのかも分からなかったけれど

文芸美術保険に入りたくて加入しました。

 

その集まりにて、

 

「2月11日、12日に開催される闘会議に出ます。

そこに向けてゲームをつくってください」

 

と言われた。

そのときすでに11月半ば。

 

ボカロPいるし、エンジニアいるし、

シナリオライターいるし、イラストレーターいるし、

人材だけ見れば豊富だけども・・・

誰が指揮とるのかも分からず。

 

それにゲームといってもなんのジャンルなのか?

RPGツクールMVを使用してアツマールにアップして

遊んでもらうということは決まっていたけれど

クリエイターというのはそう素直な人種じゃない。

 

ここでストレートにRPGをつくろう、と思ったのは私ひとりだけ。

 

やりたいことが別れ・・・

気がつけば、何チームかに分かれてそれぞれ

好きなものを好きなようにつくることになった。

 

そこからは・・・もう、とにかく夢中で走りぬいた。

そんな記憶しかないです(笑

年末年始のお休みは、集中して仕事するチャンス!

とばかりにゲーム制作を進めて

年が明けたら、当日のステージ運営スタッフとの打ち合わせが続き

自分が生放送に出るのか~・・・くらいで

まったく、イベントの中身を理解してなかったのだけど

よくよく聞いてみたら、

ある程度遊べる状態までつくりこんでおき、

当日、ニコニコで実況者をしている方々を招いてプレイしてもらい

出てきた要望をくみ取って、その場でゲームに反映していく

ということらしい。

 

ん? あれ。

闘会議って、Switchのブースとかあるよね。

遊ぶのは整理券とかあって難しそうだけど

眺めるくらいはできるかなぁ・・・なんて呑気に構えてたら

闘会議当日の2日間、製作者として参加した人間に

デスクを離れる余裕なんて与えられませんでした(笑

 

12時に生放送が始まり、自分たちのゲームの説明。

実況者さんに触ってもらって要望をもらう。

14時には次の実況者さんが来るので

それまでに何かしら要望を反映させて、ゲームに実装

16時にまた次の実況者さんが来て要望聞きつつ、

その日の成果を発表

 

12日の二日目には、どのゲームもエンディングにまで

たどり着かないといけなかったので

お昼食べる暇もなかったです(笑

 

かなりの無茶なペースでしたが、

二日目には音楽担当のT-Pocketさんが

私のゲームのテーマ曲をつくってくれて

(めちゃくちゃオシャンティでかっこいいです!

↓ここから聴けるのでぜひとも視聴あれ~

おしゃんてぃ uploaded by とみの形 | TmBox

 

そのほか、必殺技のSEや効果音などなど

音楽チームが会場内から音源採取してその場でつくってくれたり、

イラスト担当じみさんが、

もっとこの絵をいやらしくするにはどうしたらよいですか

とかいう突然の質問に

真剣に考えて丁寧に対応してくれたり・・・。

 

また、この当日を迎えるまでに

かにみそPさん、猫虫Pさんの楽曲を使用するための

権利面での確認のやりとりで

JNCAの方に奔走してもらったり

(JNCAは、クリエイターの著作権の管理が

重要なお仕事なので

権利関係はきちんと筋を通して

すべてクリアにした状態で

楽曲をお借りしました)

 

 

最初に、ゲームをつくってください、と言われときは

どうなることやらと思っていたけれど・・・

周りのいろんなクリエイターや

クリエイターをサポートしようとしてくれる方々の

存在のおかげで、ゴールまで走りぬくことができました。

 

またこの闘会議では、自分が作業している目の前に

自分のゲームがセットされたPCが置かれて

自由に遊んでもらえるようになってました。

「なんだこれ、つまらなくない?」

・・・ていう子供たちの素直な意見とかも直に聞けて

普段味わえない体験ができました(笑

 

最後にフィナーレを迎えたとき、正直腰抜けてたし

疲労感はとてつもなかったけれど

終わって余韻も抜けた今となっては、

参加してよかったなという充実感だけが残ってます。

 

正直な意見が聞けたので、反省点や改善点を洗い出しつつ

けれども自分の狙いがきっちりプレイヤーに伝わったという

手ごたえもあり、刺激と発見に満ちた2日間でした。

 

そしてじわじわと湧いてくるのは・・・

ゲームつくるの楽しい、という純粋な気持ち。

 

自分のゲームを通してプレイヤーと繋がれたあの体験は、

これからもゲームクリエイターとして生きていきたいと

そう強く思わせてくれました。

楽しそうにプレイしてくれたり、悔しがってくれたり、

いろんな人の、そんな顔を見てしまったら

つくるのって辛くて大変だけど、

やっぱりやめられないな、と感じました。

 

これからゲームつくりたいと思ってる人!

物書きになって、小説を発表したいと思ってる人!

とにかくいろんなクリエイターのみなさん!

自分の想いを形にして、どんどん世の中に発表しよう。

最初はなんの反応もなかったり、酷い意見が飛んでくることもあるけど

でもあなたの作品を楽しんでくれる人は必ずいます。

そのたったひとりのために、というかもう

自分が楽しむために、自分のためにでいいと思うんです。

作品をつくっていきましょう。

 

物をつくることを、最大限楽しみましょう!

私もめいっぱい楽しむんで!

 

・・・これからも、自分が最大限楽しみながら、

微力ながらも何かをつくっていこうとする人を

応援していきたいと思います。

 

 

ちなみに、まだ完結してませんが

私がつくったゲームはこちらから遊べます。

ふぁっしょなぶるRPG『オシャンティウォーズ』

http://game.nicovideo.jp/atsumaru/games/gm1587