落ち着く、なのに満たされるカフェ
ここ最近、ただただ必死に書いて、書いて、書いて……と
書きまくって息切れしていたので以前存在を知ったものの
気になったまま訪れることのなかった
高円寺のアール座読書館に行ってきました。
外観はこんな感じ。
一見するとカフェだとは思えないですよね。
ドアも、中が見えないつくりだし(のぞき窓はあります)
通りかかっただけでは絶対に入ることのないお店ですが
中の雰囲気は前々から知っていたので
臆することなくドアを開いて中に入りました。
中の様子は…他のメディアが詳しく取り上げてくれているので拝借。
ともかくこのお店は、入ってみると静か。
喋るの禁止なのでオーダーのときの声も囁き声。
今日はここで煮詰まった頭を冷ましながら
プロットを練ろうと思ってたのですが、
メニューを開いてみると…。
【楽しみ方】
お席に腰掛けて気持ちを落ち着け、思考を止めて頭を休めて下さい。
木々と水音と幻想的な音楽の中で感覚を開き、
出来るだけ現実的なことを忘れて、読書やお飲み物や瞑想や妄想なんかを
楽しんで下さい。
時間内でしたらお仕事やお勉強にご利用頂いても構いませんが、
合間に一時でもそれを忘れる時間を作って頂けると幸いです。
店主
はい、この文を読んで、やらなきゃ、やらなきゃ、と焦り気味の意気込みが
どこかへスーッと消えていきました。
本当に不思議なお店です。
そのあとコーヒーを飲みながら本を読んで、しばらくゆったりしながら
プロットを考え始めていると外でシトシトと雨が降り始めた。
その小雨具合が、このお店の雰囲気にぴったりで
心が落ち着いて穏やかになっていくのを感じました。
ゆるやかに力が抜けたからか、
その後プロットの中のテーマがかっちりとハマり
いいものが得られました。
がんばってがんばって、疲れたけれど、でも踏ん張って
どうしてもがんばらなきゃという人にオススメです。
不思議な空間で、落ち着くのに満たされる感覚が味わえるお店でした。