Androidゲーム開発に便利なツール
先月末、六本木ヒルズのGoogleさんのところへ行ってきました。
こんなオシャレなカフェスペースで美味しいコーヒーやお茶を堪能でき
至れり尽くせりでとても素敵な一日をすごせました。
…で、何をしに行ったかと言うと
個人でAndroid向けのゲームアプリを開発している人向けのコンテスト
「GoogleIndieGameFestival2018」の
キックオフイベントに参加してきたんです。
午前中はUnityの社員の方からデバッグに便利な方法や
アプリ内に挿入する動画広告に関するレクチャーなどを受け、
午後からGoogleの社員や、すでにAndroidアプリを制作している
クリエイターの方々から開発に使っているツールの
紹介をしてもらいました。
自分でゲームつくりたい病を発症している私は
現在Unityの勉強中。
参考に使っている本は
いたのくまんぼうさんの、Unityの寺子屋です。
実際のサンプルにつかえる素材もダウンロードでき、
この本の通りに進めばアプリがつくれます。
適度に図を用いて説明してくれるため、とっても分かりやすく
私もすぐにサンプルアプリがつくれました!
…ということで、Unityをこれから勉強したい人に
はとってもオススメです。
で、この作者のいたのさんがイベントに登壇されるということで
お話聞いてみたいなぁ、と興味を持ったのがきっかけです。
朝10時~18時にかけてのイベントだったので
各時間ごとに様々なテーマでセミナーが開かれ、
どれも興味深く聞くことができました。
テーマが多すぎて全部は語れないので、ここでは
そのいたのさんが参加してお話をしてくださった
「Andoroidゲーム開発に便利なツール」についての
メモを載せておきます。
ちなみにいのまたさん他、二人のクリエイターさんも参加されて
それぞれの方が現在開発に使っているソフトを紹介してくれました。
++登壇者++
いたのくまんぼうさん
(ゲーム開発経験アリ、個人開発者)
ところにょりさん
(ゲーム開発経験なしで、アセットを駆使して開発している個人開発者。
代表作は『ひとりぼっち惑星』)
工藤琢磨さん
(BrainWars、BrainDotsなどの世界的大ヒットアプリを開発した
株式会社トランスリミットの開発者)
++使用ソフト++
▼3Dちっくなキャラや背景をつくるボクセルソフト
・MagicaVoxel
・Qubicle
ふたつとも有名らしいんですが、私はよく知らず…
調べてみると
MagicaVoxelは無料で細かい設定もできる。日本語にも対応。
Qubicleは有料で、日本語にも対応していないけれど
UnityたUnlealEngineなどのエンジンに組み込むときに
細かくパーツごとに分けられて開発はしやすい、らしいです。
ちゃんと知りたい人は下記の記事を参照ください。
▼グラフィックツール
・AFFINITY
ところにょりさんが使用しているそうですが、
グラフィックの定番ソフト、Photoshopやillustratorなんかの
Adobe製品って高いですよね。
最近は月額版になって使っている間徴収制になっていて
買い切りでとことん使いたい!という方におすすめ。
2017年11月現在だと、Affinity Photo(写真編集)
Affinity Designer(グラフィック作成)
の二つとも、それぞれ6,000円だそうです。
やっすい。
ちなみに私は、Webデザイナーとしてフリーランスの仕事を始めるときに
30万くらいで買ったCS4を今も使ってます。
何年もお世話になってるけど、未だに30万は高い、と思ってる…。
公式サイトを見て機能の確認をしたけど、
イラレよりも細かいフォローがあって使いやすそうと感じました。
ちなみにところにょりさんはご自身で1からイラストやデザインをするのではなく
無料の素材を組み合わせて、独特の世界観をつくりあげてるそうです。
▼Unityのエフェクト
・Shader
Unityを使ってるとまず、基本的に使うらしいです。
まだ私、エフェクトをかけるようなものつくってないので
これからですが…。
ゲームをつくってると炎や水の表現とかありますよね。
ああいうのを計算して動きをつけてくれるらしいです。
とにかく覚えておこう。
▼アニメ
・Blendar
3DCGソフト。
多少使いにくさがあるけれど、アニメなどもつくれるらしいです。
私はまったく触ってないので、本だけ紹介しておきます。
kindleで試し読みできるので、冒頭だけでもパラパラっと読んでみると
どんなものか分かるかなと思います。
▼アプリ向けサービス(課金処理)
・Itemstore
いたのさんがアプリ内の課金アイテムの管理に使っているのが
こちらのサービスだそうです。
個人的にこれがとても参考になりました。
アプリをつくったとして、課金要素などをつけて売上をつくらないと
制作は続けていけません。
とはいえ、課金アイテムをつくるとなるとサーバーが必要になり、
データベース設計と処理するシステムを組まないと…
などなど考える必要なし!
(自分でやろうと思えばプログラミングできるけれど、やりたくない)
このItemstoreにて課金アイテムの管理、売上の管理、また返品対応やらなにやら
全部管理できるそうです。
自分のアプリをつくったら、まずはトライアルで無料お試ししてみよう。
▼広告配信サービス
・アドフリくん
・Admob
・UnityAds
無料アプリにおなじみの、広告配信。
正直、アプリ内で課金してくれるユーザーはごく数%。
広告による収益はとても大きいです。が、
アプリ内で同じ広告が何回も出続けるとウザいと感じられて
ユーザーが遊んでくれなくなる危険性もはらんでいます。
なのでたくさんの広告を、重ならないよう適度に配信して
飽きさせないような工夫も大事。
そのために広告素材がいっぱいあるサービスを選んだり
アドフリくんのようにいくつかのサイトの広告をまとめて
適度に配信してくれるサービスが重宝するそうです。
++++
…と、メモしたものをそのままつらつらと書きだしたんですが
ともかく個人で資金がない! 技術力がない!
とないない尽くしでも、多種多様のサービスを利用して
アプリがつくれる世の中になったんだなぁ、と感じました。
グーグルのインディゲームフェスで日本の個人ゲーム開発に
大きな波が来るんじゃないかと密かに期待しています。
私もその波に乗れるよう、
これからもたくさんの情報収集と勉強をしていき、
適度にブログにてお知らせできるようにしていきたいと思います!
では。