シナリオライターになりたい人のためのブログ。

あんこといんことうんこの境目が知りたい。

嫉妬から分かる、自分の本当の望み。

あなたは誰に嫉妬しますか?

 

嫉妬、というと…

恋愛モノを書いてる私の場合

三角関係になって恋のライバルが登場!

という展開が目白押しの日々なんですが

ここでは恋愛を抜きにして

何だかあの人「ムカつく!」…でも、

気になってその言動を追ってしまう。

という気になるアイツ、への嫉妬のことです。

 

恋愛で嫉妬するときって

好きな人が同じ相手に対して抱きますよね?

 

私=>A君が好き。

Bさん=>A君が好き。

だから、BさんがAさんと仲良くしていると

なんだかモヤモヤしてやきもち妬いてしまう。

 

それと同じで、

例えば同業者に対して

(あの人、この仕事やったんだ。へぇ…)

と、憧れとか羨ましいを通り越して

ブラックな気持ちで妬ましく思えるとき。

 

それは、自分が心の底から欲しい物を

その人が持っているから。

 

単純に、羨ましいなぁ~

私もあの人みたいにがんばろう、と

ピュアな気持ちで眺められるときは

そこまで欲しいと願ってません。

まあ、得られたらいいなぁと思うけど

それが心の底から欲しいか、というとまた別。

 

なんでこんな話を記事にしてるかというと、

色々なライターさんと話していると

大体の方が「書籍デビュー」に憧れていて

本を出す、という人の話を聞いて

羨ましがってる中…

私はそこに「羨ましい」、とも「妬ましい」、とも

感じないからです。

 

少し前までは、いいなぁと思ってたけど

よくよく突き詰めてみると

自分の名前がはっきりと載り、

しかも世の中に形として残せる、

ということに反応していただけで、

本を出版すること自体には

興味なかったんだなぁと気づきました。

 

だけど最近、気になる人々がいます。

 

前に、Google主催のセミナーに参加したとき、

個人でUnityを使って

アプリ開発をしているという人たちが登壇した時。

 

韓国で開かれた前回のインディーゲームフェスティバルで

入賞した方がインタビューされてるのを見て、

国内でゲーム開発しているという人たちの話を聞いていて、

強い憧れと共に

 

「クソ、私もゲームつくりてぇええ。

そこに立ちてぇええ」

 

という、超口の悪い、

ブラックな自分が湧いてきました(笑)

 

この前、自分がDSのソフトで遊んでクリアしたとき

スタッフのエンドロールの中に

突然、知った名前が出てきました。

もう何年も前から遊んでる、有名タイトルに

知ってるライターさんの名前が載ってたんです。

 

でもそのとき、「おおすごい!」という感想しか出ませんでした。

 

純粋に応援したい、という気持ちしか湧かず、

私もこんな仕事したい! という

嫉妬は湧いてこなかったんですよね。

 

それで思いました。

 

あ…シナリオライターとして

誰かに嫉妬することが

私の中にないな、と。

それより、企画からシナリオ、イラスト、プログラミングまで

スタッフロールに自分の名前をダァー…と連ねられたらいいなと。

 

 つまり、これ!(笑)

 

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企画から、最後のプログラミングの部分まで

自分で携われたら、本当の意味で

「このゲームつくりました」と言えるなと。

お手伝いしました、ではなく

自分でつくったと言いたい。

 

そんな野望が沸々と湧いてます。

 

なぜこんなことを書いてるかというと、

こう変わりたい、こんな風になりたい、

という願望があってすでにそのために準備

(Unityの勉強をしたり)

をしているのに、頭の中で

 

シナリオライター向けのブログ書いてるのに

シナリオライターを辞めるの?

 

自分でゲームをつくったとして

それが売れるとも限らないし

なら、安定してお仕事がもらえるライターを

続けたほうがいいんじゃないの?

 

という声が響くから。

自分がシナリオライターを続けて感じたこと、

経験したことのすべてを書いて

ライター志望者に託して、

次の世界に向かうための心の整理のため、

このブログを続けています。

 

今回の読者は、ライターになる前の自分。

ゲーム業界に関わりたいけど、

どうすればなれるんだろう? と

ぐるぐる、悩んでた自分。

 

色んな不安に駆られて、迷ったとき

自分が「うわ、アイツ嫌いだな~」と強く、強く

ネガティブな感情を抱くひとを見つける。

そこに、本当の自分の気持ちが隠れているかもしれない。

 

…うん、単純に生理的に無理、て人も

もちろんいるだろうけど。

妬ましいほどに強い気持ちが抱ける、ということは

そこに何かしらのヒントがある。

 

あの頃を思い返せば、確かにいた。

 

「あの人がライターやってるの?」

 

といういら立ちを覚えた人。

発言とか「どうなの?」とか思いながら、

けれども気になってしまう人が。

そこに、自分の望みがあるんだと知っていれば

もっと素直に欲望に忠実になれたかもしれない。

 

でもあのときはそこに気づかなくて、

ただ、そばでジッと見つめてただけなんですよね。

それからしばらくして、ライター募集を偶然見つけて

デビューを果たすのですが。

 

自分の本当の望みが分かってたら、

もっと早くこの道に入れたかもしれない。

 

ネガティブな感情を持って

「なんでこんなこと思っちゃうんだろ」と

自己嫌悪に浸っていたけど、

マイナスな感情は決して不要なものではない。

そこに、隠された何かがある。

 

そう考えられていたら、いろんなヒントを

見つけやすくなるかもしれません。