シナリオライターになりたい人のためのブログ。

あんこといんことうんこの境目が知りたい。

努力に嘘を吐かれない方法。

おうちにネスカフェバリスタをお招きしました。

これで気軽にカフェラテや、エスプレッソが楽しめます。

コンビニで買えるコーヒーも好きなんですが、

さすがにエスプレッソはないので…。

お陰でおうちオフィス環境が向上しました!

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5000円くらいで買えるので、

おうちオフィス環境を向上したい人にはオススメです!

※ちなみに、私は最初の起動操作(すすぎ)で

説明書通りにセットしても2回ほどお湯が出ませんでした。

これは中のモーターが乾燥して起こるらしいので

しばらく経ってからもう一回同じ操作したら

3回目から普通に動いてくれたのでホッ……。

 

徐々に自宅での作業場周りを快適にしているので、

最近は仕事がしやすくなりました。

冬の頃は寒いからとかいう理由で、

多少不便なこともそのままにして

過ごしてましたが、

『何か違うな』

そう感じる部分があるなら

見直しして、どう改善するか考える。

これってとても大事なことですよね。

 

タイトルにあげた『努力に嘘を吐かれない方法』

これにも、そんなことが関わってきます。

 

まずなんでこんなことを記事にしようかな、

と思ったのは…この前打ち合わせしているときに

「どうすれば文章書くのって上手くなりますか?」

と訊ねられたからです。

その場では「仕事にするのが一番」と答えましたが

その方は本業でバリバリ活躍されているので

あくまで趣味の中で、って質問だったんですよね。

 

趣味とはいえ、好きなことは

がんばって上達したいと思う気持ち、すごく分かります!

じゃあどうやって努力すればいいのか?

……ということを考えてみたので、

同じような悩みを抱いている人の

解決の糸口になったらいいなと

思いながら書いていきます。

 

まず最初に、『努力に嘘を吐かれる』て

どんなことか分かりますか?

やってもやっても、とにかくやってるのに

それでも自分の中で納得のいく手応えを感じない状態です。

 

文章についてなら、短編や長編を思い向くまま書いて

最後まで書ききってみる。

何本も書いてみる。

……なのに、自分の中でこれでいいのか、

どうにも腑に落ちない。

 

この状態のまま又書き始めても、

やっぱり同じ疑問を抱くことになると思います。

 

普通、練習を重ねれば重ねるほど

上手くなるはずですよね。

でも、

 

客観的に今自分がどの状態にいて、

そして、どこへ行きたいのか、

 

つまりスタートとゴールが見えていないと

どこに行くべきか分からないので

一向に目標にはたどり着けない。

 

これが『努力が嘘を吐く』ということです。

 

ただやれば上手くなる、ということはなく

考えながら努力しないと、中々上達しないです。

じゃあどうすればいいのか…

あくまで私の体験を通しての例をあげたいと思います。

 

私はシナリオライターなので、絵は仕事にしていないのですが

どうしても作りたいゲームがあり、

そこに絶対ロボットを登場させたいものの、

ロボットが描けるイラストレーターが周囲にいなく、

だったら自分で描こう!

……ということになりました。

(あくまで同人作品なので、

自分の納得いくレベルに到達できればOK)

 

ここで、ゴールは

『オリジナルデザインのロボットを描く』

と明確に決まりました。

なので、次はスタート地点を探ってみました。

 

1)自分のレベルを知る

 

まずは自分がどれだけ描けないのか、すら知らないので

とにかく1体描いてみようと思いました。

『ロボット 描き方』で検索して出てきた、

↓この講座を参考に初めてロボットを描いてみました。

www.pixiv.net

 

ここで大事なのは、『いかにできないのか』を知ることです。

案外できるじゃんって思うと、上達の妨げになるかな…と。

できなくて悔しい! が

上達の一番の原動力になると私は思ってます。

……で、挑戦して初めて描いたロボットがこれです。

 

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直線形にしたいのか、丸みを帯びたフォルムにしたいのか

パーツを描きながら迷いに迷ってる感じが

ありありと出ています!

うん、ダサい(汗

 

ダサくてがっかりしました…けど、

これをやったことで分かったことがあります。

それは、

『自分がどんなロボットを描きたいのかが明確になっていない』

ということです。

どんな雰囲気に仕上げたいのか分からなかったので

ところどころで迷いが出て

中途半端なものになりました。

 

これを踏まえて次です。

 

 

2)どんなロボットにしたいのか方向性を決める

 

方向性を決めるにはどうするか…と考え、

お手本を決めようと思いました。

そして、本屋さんでパッと見て気になったものを手に取りました。

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好きなロボットが絶対無敵ライジンオーだったので

真ん中のやまだたかひろさんの画集を最初に購入し、

メカニカルデザイン解体新書 (玄光社MOOK)

けれど、ちょっと求めているのとは違うかな…と

マクロスシリーズで有名な河森正治さん、

サテライト アートワークス

勇者シリーズで有名な大張正巳さんの本を購入。

大張正己 画集 ロボ魂-ROBOT SOUL-

 

そのほか、バンダイチャンネルに登録して

大好きだったアニメ、天空のエスカフローネを視聴しながら

気になったシーンでスクショを撮ったり。

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あとはもう、ひたすら好きなロボットを上げては

それを見て描いて、

どんなテイストを自分が求めているのか自問自答し

方向性を探りました。

そして、大張さんのデザインするロボットと、上記のエスカフローネ

これを参考にオリジナルのデザインを絞っていこう、となりました。

 

方向性が決まったので次です。

 

3)お手本から欲しいものを拾い上げて身に付ける

 

最終ゴールはオリジナルデザインのロボット、です。

オリジナルなものがデザインできるようになりたい……

そう思いながら、お手本のロボットを

ひたすら模写し続けました。

 

取りあえず描いたものの一部を紹介。

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2)の段階のものも混じってるので、

龍神丸を意識したものや、ガンダムっぽいのもあります。

獣をベースにしたものとか…。

けど、方向性を決めてから、鎧ベースのものへと的を絞っていきました。

上から下へとテイストが変わっていってるの分かりますかね…。

 

ここでのポイントは、お手本の何がいいのか、

自分のデザインに取り込みたいと思うものは何なのか、

を意識して模写しました。

ロボットの場合は、各パーツの描き方にポイントがあるので

顔のデザイン、肩、腕、胴体、脚……などを意識して

各パーツだけを取り上げて描いたりしました。

 

そして、好きだなと思うものを選んで描いたのが

↓これです。

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鎧ベースにしながら、足はなんかガンダムっぽい(笑

どうしてもこの形が好きみたいです。

 

この段階で、なんとなく描けてるなぁと

パッと見ると思うんですが

致命的な欠陥があります。

 

それは、肩。

 

このままだと、腕を左右には動かせるけど

前後に動かせないんですよね。

構造的に問題があるので、その辺りを修正しながら

最終調整を加えていき……。

 

4)ゴール

 

↓こうなりました。

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デジタルで必要なので、最終的には下絵をスキャナで取り込んで

フォトショップでなぞりながら線を整えていきました。

 

まだちょっと下半身が太っていてバランス悪いかなと

思うんですが…

ともかくは最初に決めた、

『オリジナルデザインのロボットを描く』

には到達することができました!

 

 

最初の出発から、ここにたどり着くまで大体3ヶ月です。

そのほとんどがひたすら模写、という作業でした。

つまりは泥臭い努力を積み重ねたのですが

その作業中、

『自分がどこにいるのか』

『何を理解していて、何が理解できていないのか』

『どっちへ進むべきか』

を考えていました。

 

これを意識しているかいないかだけで、

ゴールまでの時間は相当違ってくるかと思うし、

考えていないとそもそもゴールにたどり着けず

リタイアしてしまうこともあるかと思います。

 

……はい。

「文章書くのが上手くなるにはどうすればいいですか?」

て質問に対して一切答えてないですね。

 

これも、自分がどこにいるのか、そしてどこへ行きたいのか

それが明確になれば、道は自ずと見えてくるかなと思います。

 

例えば、学園モノの恋愛物語だとしましょう。

日常のワイワイしているシーンは書けるけど、

そこから恋愛のドキドキシーンの盛り上げ方が上手く書けない。

と分析していれば、

ドキドキシーンを書くのが上手だと思う小説やゲームなど

お手本を探して、そのお手本を丸写ししてみる。

手も動かすと、目で見ていただけでは分からないことが

理解しやすくなると思います。

これ、盛り上がりのシーンの前で一度盛り下げて

勢い付けて一気にラブシーンに持って行くんだ…とか。

 

そのパターンを自分の話に使ってみる。

表現方法なら、そのまま抜き出して書いてみる。

そう意識するだけでグッと変わってくると思います。

(お仕事の中で丸パクリはもちろん駄目です。

他の方の文章をそのまま書き写していいのは、

公表しない練習用の文章の中に止めておいてください)

 

それが身につくと、お手本の探し方が上手くなって

参考になるパターンが増えて、自分の文章の書き方に

バリエーションが増えてくる……。

 

と、技術が向上していくかと思います。

これは、ひとつのことに限らず、

色々なことでも当てはまると思ったので、

例としてロボットの描き方をあげてみました。

 

もちろん絵や、文章だけでなく

ビジネスやスポーツに関しても同じようなことが

言えると思います。

 

ああなりたい、こうなりたい……という夢があっても、

身近な人に「無理だよ」と言われて挫けたことってありませんか?

私も絵が下手、とか

ロボットなんて描けるわけない、と

言われました。

そこで挫けて諦めたけど、でも、努力の仕方を理解してから

諦める必要はないと感じるようになりました。

まあ分析して、どう考えても無理と感じたものについては

早々に諦めるようにもなりましたが(汗

 

こんな内容となりましたが 

誰かの役に立てたら、幸いです。