シナリオライターになりたい人のためのブログ。

あんこといんことうんこの境目が知りたい。

ライター向けの講習が増えてきた、けれど地方に住んでる志望者は?

最近、シナリオライター向けの講習会の情報を目にすることが増えました。

 

※全部終了済みです※

シナリオ制作のコツや業界の最新事情が聞ける「元祖 シナリオ塾」が7月23日に開催 『ハガレン』『ガンダム00』…アニメ監督の水島精二氏が登壇 | Social Creator Info

オトメゲームシナリオライター初級講座2016 | バンタンゲームアカデミー

乙女ゲームのシナリオ勉強会。集え、乙女、その他。(6/25) – 国際ゲーム開発者協会日本

ゲームシナリオ講師サミット(ラウンドテーブル) in東京 - パスマーケット

↑中でも、こちらはとても興味深い内容で、

なんで定員数に達する前に気付かなかったのかと

今、歯噛みしてます。

仕事にかかりきりになると集中して、視野が狭くなることを後悔。

 

こういった講習会、セミナーが増え、

ライターを育成しよう! という空気が高まってることは

とても嬉しいことです。

私は、どうすればライターになれるのか、

分からずに手探りでなんとか今の職に就いたので、

シナリオの勉強の仕方から、実際の先輩方の経験談を聞きながら

お仕事へも繋がる機会など転がっていませんでしたから

いい傾向だな~と思ってます。

また、こういった会が開かれると、即座に定員いっぱいになることから

向上心高いライター志望者、現役ライターが多いんだなと

いう事実にも気付いて、背筋が伸びます。

 

・・・と、ただ、やっぱり感じてしまうのは、

全部が東京で開催されているということ。

 

私は地元が茨城で、まだ関東圏内だとはいえ

東京との距離を感じてしまいます。

今は都内にいるので、こういったイベントには

気軽に参加しやすいですが

茨城から参加すると考えると、前後でホテルを取ったりしないと

行きと帰りが慌ただしくて勉強したことをゆっくり復習したり、

その場で知り合った方とお茶をするなんて時間が持てないなと。

(勉強会などでは、受講内容から学ぶことも多いですが

同じ目標を持つ仲間と出会える貴重な場でもあります。

色々な会に出て、素敵なライターさんたちと知り合えたから

【プロット勉強会】女性向けライターが同じテーマでプロットをつくったら・・・

こんな勉強会が開けたというのもあるので)

 

同じ関東で、頑張れば日帰りできる距離の茨城でさえ

気軽に東京に通うには壁を感じる。

なら、関東を出て他の地方になったら、それはますます

大きな障壁となるかと思います。

 

でも、必ずほかの地方にも、シナリオライターになりたいと

願う人はいるはず。

そんな方々に、何か学びや仕事のきっかけをつかむ道はないかと

探しているところで・・・

 

ライター募集 – ミカガミ

 

こちらの会社の方とお会いして、お話を聞く機会がありました。

このミカガミさんでは、スカイプなどを通して講習を行うことで

地方在住の方でもシナリオを学べる機会をつくっているそうです。

教えてもらえる内容が、自分が進みたい道に適しているのか

(一般向けゲーム、エロゲー、乙女ゲー、小説、アニメ、映画、ドラマ)

それは実際ご自分で確認していただかないと、何とも言えませんが・・・

(私がお伺いした時は、スマホの女性向けゲームについて

特に強化してお教えされていたようですが、現在の内容については

問い合わせてみてください!)

ネットワーク環境が整った今、実際の住んでる距離に関係なく

教えることも、学ぶこともできるなと思っていたので

この取り組みはとてもいいなと感じました!

 

また、スカイプではなくUストリームを通じて

講義を聞いて自宅にいながら、学べる

WEB講座もある

 

小池一夫キャラクターマン講座

 

などもあります。

シナリオの書きかたというより、

いかに魅力的なキャラクターをつくりあげるかに

焦点を絞っていますが、

ヒットするシナリオには、必ず人の共感を呼ぶ

厚みのあるキャラクターがいることを思えば、

いかにそのつくりかたが大事かは言わずとも伝わるかと。

 

こちらは、申し込んで受講費の振り込み期限が

2016年7月29日までなのでまだ間に合うといえば

間に合うかも・・・。

 

受講期間が半年もあるので、受講費もそれなりですが(汗

(※資料請求をしてもらったファイルの中に書かれてます)

それでも、WEB講座という道を示してくださっているのは

とてもありがたいことだと思います。

もしリアルタイムで視聴できなくても、

アーカイブで再生できるのが何よりもの利点。

子どもの時ならまだしも、大人になってからは仕事や付き合いで

決まった時間が空けられないこともありますよね。

 

どちらかというとゲームよりもマンガ原作者向けではありますが、

直接的なゲームのシナリオ作法が学べなくとも、

キャラクターのつくりかたは

とても重要なスキルなので損はないと思います。

 

・・・で、も、受講費に悩んでしまったら。

その他もろもろのことで受講できなかったなら、

こちらを読みながら勉強しましょう。(一緒にね!)

ゲームの威力!~ドラクエツアーに感動して思ったこと~

土曜日、さいたまスーパーアリーナで開催された

ドラゴンクエストライブスペクタルツアーに参加してきました。

まず初めに、ドラクエのⅠ~Ⅹの主人公が現れた演出に

鳥肌が立って感動して思わず涙しました・・・!

 

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私がゲームの面白さに目覚めたのはファミコンドラクエⅢ。

そこからⅠ、ⅡをプレイしてRPGの世界にのめり込んでいき、

Ⅳで仲間たちの各ストーリーに熱くなり、

Ⅴではスーファミになって綺麗なグラフィックに鳥肌立ちながら、

まさに『人生』が詰まったストーリーに心打たれたドラクエリアル世代。

Ⅵ、Ⅶ、Ⅷ、Ⅸ・・・とプレステ、DSと変わるのに合わせて

ハードを買ってはプレイしてきた私としては、

今までの人生の集大成と言わんばかりのとても素晴らしいライブでした。

(ただ、どちらかというとひとりでコツコツプレイしたい派だったので

オンラインになったⅩは敬遠してプレイしてないのですが・・・

Wiiも揃ったのでいい加減プレイしようと思います)

 

白い布とプロジェクションマッピングを駆使した

まさにドラクエ、といった世界観の表現とド派手な必殺技の演出に

一気に心を掴まれ。

現れるモンスターたちの、リアルで、

でも何だか可愛いフォルムに和み。

マドハンドが異様に大きくてインパクト大)

そうやって構築された舞台の上でワイヤーを使って

飛びまわって派手にアクションを披露する役者さんたちの

演技はとても素敵でした。

 

公演中、自分が身に付けたライトが

座っている位置と時間によって一斉に光るという演出によって

ライブに参加してる!! という臨場感もあって

とってもワクワクした2時間はあっという間に過ぎてしまいました。

 

ドラクエ30周年。

きっと、私のように影響を受けて生きてきた人は

たくさんいると思います。

もし、ライブに参加しようかどうかと検討してる方は

ぜひともこの感動を味わってください。

 

〈公式サイト〉ドラゴンクエスト ライブスペクタクルツアー

 

(※ちなみにさいたまスーパーアリーナでは、

ビール飲みながら観劇できます。

大人としてアルコール味わいながら、

子どもの頃の純真さを思い出すとは

何とも言えない贅沢な体験!

1時間で休憩が入るので、トイレ休憩もバッチリです!

ちなみに入ってすぐのトイレは混んでますが、

奥にもいっぱいあるので、すぐ奥に進むのがオススメです)

 

 

ただただ興奮して、なんだかまとまりのない文章になってますが

この雰囲気は、あの場所にいた人じゃないと分からないと思います。

まだまだ公演は続くので、間に合う人にはぜひとも

生の空気を味わって欲しいと思います。

 

当日、約1万人がそこに集まってましたが、

みんなドラクエが大好き、という思いがひしひしと伝わってきました。

いちファンとしては、そういう思いをたくさんの人と

共有できただけでも嬉しかったです。

 

ゲームは、人間が生きていくうえでは必要のないものですが、

けれども生きてく助けになると、信じてます。

辛い冒険の中、仲間に助けられ、

勇気を持って困難に立ち向かい平和をつかみ取る。

あの体験が、幼い頃の自分を成長させ、

生きていく強さを与えてくれたと思ってます。

だから今、ゲームをつくる仕事に携わっている。

そのことを改めて噛みしめ、

子どもの頃のきらきらした想いを取り戻そうと

この本を買いました!

ドラクエって、ものすごく分かりやすいデザインで、

分かりやすい物語なのに・・・キャラクターはとても濃厚で、

そこに散りばめられたセリフのひとつひとつが、

深く心に残ってるんですよね。

 

『返事がない、ただのしかばねのようだ』とか、

何かにつけて口にしてしまうし。

ゲーム制作に携わる者として、言葉を用いる仕事をしている者として、

インパクトがあって、人の心をグッと捉えてしまう・・・

そんなセリフを生み出すことができたらいいなと思いながら、

ページをめくってます。

 

めくっていくうちに・・・、

堀井さんがどんな考えでそのセリフを選んだのか、

RPGというジャンルを世に広く示した

その技術や知識を垣間見ることのできる

エピソードなどもついてきて、とても勉強になります。

ボリュームはあまり多くはないので、

ドラクエ好きなゲーム制作者のみなさんにオススメしたい一冊。

 

今、世間をにぎわせているポケモンGoのようなものが

生み出せるかは分からない。

けれども、プレイしてくれた人の中に、

何かを残せるようなものを生み出していきたい。

この本を読んで、改めてそう強く想いました。

【プロット勉強会】女性向けライターが同じテーマでプロットをつくったら・・・

昨日、『恋愛』を基本として

その他に定めたテーマを使ってそれぞれ自由に考えたプロットを

持ち寄って参加する、プロット勉強会を開催しました。

 

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※差し入れのミニケーキ

 

テーマとして決めたキーワードが6つもあるから、

似たようなものがあがってくるかなと思っていたら・・・

見事にジャンルがバラバラのプロットが出てきました(笑

 

現代を舞台にした映画、純文学、

未来、別世界を舞台にしたSFライトノベル

現代を舞台に選んだライターからすれば、

ファンタジーの世界観の設定が自分にはない発想、だったし

このワードならファンタジーしかないでしょ、というライターからすれば

何で現代を舞台にできるのか分からない(笑

という、感想が漏れて、

発見と刺激いっぱいの充実した時間が持てました!

 

シナリオライターという専門的な職業に就いている以上、

常に向上心を持って、新たな知識や経験をしたいと思って、

勉強会に興味を持った人は多いと思います。

(このブログ読んでる人はそうのはず)

 

ということで、昨日開催した、

濃厚で濃密なプロット勉強会についてレポートします!

雰囲気を知るだけでも参考になることはあるはずなので。

よかったら読んでみてください~。

 

***

 

0)プロット勉強会開催のきっかけ

1か月前、知り合いのライターさんと飲んでるときに

「『プロット勉強会』したいんですよね」

という話が出て、あ、それイイな! と

 

ここ最近、自分が今までの財産で仕事してるな・・・という

いわゆる手癖で書いてる状態になってるのが気になっていて

新しい発想とか欲しいなと思ってた私には、

まさに僥倖(意:偶然に得る幸せ)だったので

ノリノリで話を進めていきました。

 

とはいえ、何も考えずに進めると、ぐだぐだに終わるので

ひとまずは自分の中でこの会の目的を


『同じスタート地点から出発して、

他のライターはどこにたどり着くのか。

それを通じて、新しい発見をして

自分にはない発想を取り入れる』

 

と決めて、実際に企画を進めていきました。

あまり人数が多すぎるとまとめるのが大変そうだしなぁと、

共通の知り合いのライターさん2人を誘って、

参加メンバーを4人にして開催しました。

 

 

1)テーマを決める

4人とも、女性向けゲームやドラマCDなどを手掛けるライターだったので

ざっくりと、『恋愛もの』というのは決まり、

それだけだとざっくりしすぎるからと、詳細なテーマを決めました。

 

参加メンバーに気になるワードを適当に出してもらって、

(募集期間1週間)

出てきたワードの中から、目に付いたワード5つを選んでもらった上で

上位5つに絞ろうと思ったら、

何だか最後の一語候補が重複して、最終的に

『雨』『黒』『歌』『廃墟』『旅立ち』『ブリュレ』

の6つに決定。

 

・・・うん、6つって多いよね。

最初の段階で4つまで絞られたから、それでよかったんじゃと

今となっては思う。けれど! 後から追加したワードが

メインテーマと選ばれたプロットもあるから、

良しとしよう。

 

みんな、実力あるライターさんだったから

必ずまとめてくれるだろうと信じてたの・・・!

そしてみんな、見事にまとめあげてくれました!

さすが!!

 

ということで、スタート地点が決まったので

ゴールはどこにするか。

提出形式は? という話になり、最初は

A4用紙1枚に収まる分量でと言ってたんですが、

6つのキーワード含めてそんな分量でまとまるか! と

気付いて・・・

最終的に、A4用紙3枚以内で収めてネ☆

ということになりました。

 

ちなみに細かいフォーマット(字数など)は特に決めませんでした。

仕事ではなくて勉強会だから、普段とは違うものをやりたいな

と思い、媒体を、ゲームだけでなく、映画、ドラマ、小説、

なんでも好きなものでいいよ、としたので。

 

 

2)プロットをつくってもらう

みんな仕事が忙しい人たちばかりだったから、

テーマを決めて、

20日間くらい制作期間を設けました。

 

だいたいみんな、

テーマを見た時点である程度アイデアが浮かんで

頭の中でコロコロしながら、

実際にプロットに落とし込んだのは数時間~半日くらいだそう。

 

ここで思ったのは、みんな手を動かし始めたら早いけど、

きっかけないどズルズルいくから、

適度にアラートあげないといけないなぁということ。

 

仕事だったら納期は守るんだけどね。

管理されないと、どうしても・・・。

うん、でも、束縛されると逃げ出したくなるから

その辺り、適度に適当にちょうどよく。

 

 

3)開催場所

場所は、参考になるし、と巷で噂のラブホ女子会プランを利用して

ゴージャスなお部屋をチョイス。

 

受付のとき、隣のカップルが今回予約してた部屋を選んで

ただいま埋まっておりまして・・・と断られてたの聞いて

申し訳ないとかなったけど(笑

広くてゆっくりくつろげて、声を出しても、

ご飯食べて多少散らかしても問題なかったので、

オススメです。

女子会プラン|ホテルバリアンリゾート

 

もっとかっちり、お手ごろに開催したい場合は、 

当社提携スタジオ | AKIBAPOP:DOJO

長時間借りても手ごろな価格のこのレンタルスペースとか

オススメです~。

 

 

4)プロット会開催・・・の前に

今回の、開催の目的をもう一回意識し直しました。

(※あくまで自分の中で)

 

『同じスタート地点から出発して、

他のライターはどこにたどり着くのか。

それを通じて、新しい発見をして

自分にはない発想を取り入れる』

 

これを実現するには、どういう回し方をすればいいかなと考え、

当日はプロット作成者から

キーワードから、どんな発想をし、

何を意識して構築していったのかを語ってもらった上で、

他のメンバーから感想、意見をもらう

という流れにしようと決めました。

 

時間は5時間取ってたので、

プロットのやり取りで2、3時間くらい、

残りの時間で、普段は聞けない仕事の取り組み方とか

質問があれば出してもらおうと考えて、

他のメンバーに聞きたいことあったら考えておいてね~と

お願いしておきました。

 

  

5)いざ、開催!!

前置き長すぎて、そろそろ読むの飽きた

離脱者もいそうだけれど

ようやく本題に入っていきますよ~。

 

メンバー全員に、開催日前日までにプロットを提出してもらい、

当日は、その提出順に、

・どんな発想からプロットを構築していったのか

・どれくらい時間がかかったのか

を語ってもらいました。

 

ちなみに、今回提出されたプロットはこんな感じ。

▼ジャンル / 主人公 ・・・の順で書いてます

 

・現代を舞台にした映画 / IT企業で働く女性

・現代を舞台にした小説(純文学) / 大学生の青年

・SF(映画、ライトノベル) / 少年

・未来を舞台にしたローファンタジー / 白髪の少女

 

という風に、現代とファンタジー系に見事に別れました。

 

時間については、前述したとおり

発想は全員、わりとポンと浮かんで、数日間脳内で暖め、

2時間~半日かけてプロットに落とし込んだそう。

 

読み進めてみると、

まさに自分にはない発想がわんさか出てきて、

それぞれのプロット読んだだけで楽しめて満足でした。

 

その中で特に強く感じたのは、『ワードの捉え方の違い』。

同じ言葉でも、人によって様々な印象を抱くことが興味深かったです。

 

例えば私は、

 

『雨』『黒』『歌』『廃墟』『旅立ち』『ブリュレ』

 

この中でも『ブリュレ』をメインにして

現代を舞台にしたIT企業で働く女性の話を考えました。

表面の硬い膜を割ると、中には甘いカスタードクリームが待っている、

と、自分の殻を破って成長した主人公と重ねて使ってたんですけど、

逆に、最初は甘い味がしていた恋も、やがて嫉妬混じりの苦いものになるという

使われ方をしていて、そういう捉え方もあるか! と驚きました。

他には、元々の意味である『焼ける』『焦げる』を使って

お菓子とは切り離して使ったりなど、みんなの発想が新鮮でした。

 

それから『旅立ち』

私は、冒険の旅に出て成長して帰って来る、という

ポジティブなイメージを持ってたんですけど 

他の人たちは旅立ちのワードを、

『死』(現世からの旅立ち)、

『別れ』(グループからの排除)として使ってました。

 

キーワードが6つもあるのに、それぞれが違う解釈をして

ワードを使ったことで、個性的な物語が出てきたんですよね。

ほんと、これだけでも新しい発見ができて、刺激的でした。

 

5-1)発想から構築まで

どんな風に発想していったかをまとめると、

これもやっぱり、様々でした。

 

私が、メインテーマとして『ブリュレ』を選んだのは、

最近友だちと入った居酒屋で、クリーム・ブリュレを頼んだら

フルーツ缶詰に生クリームがのったものが出てきて、

「これ、ブリュレじゃないwww」て経験があったから。

印象深いワードだったからそれを選んで、

他のワードを当てこみながら、ハリウッドの脚本術の

主人公の日常と問題、冒険、帰還と成長

なんかの流れを意識して組み立てていきました。

 

他のメンバーは、仕事で現代ものが多かったから

現代ファンタジー的なところを目指そうという

ところからスタートして、

無印良品の四コマシートを使って話の流れをざっくりと書いて

そこから落とし込んでいったそう。

(※ノートはなくて、短冊型、と言ってましたが

アマゾンではノート形式のものが販売されてます。

これは知らなかったから、早速使ってみよう!)

 

他、少女主人公のファンタジー小説を読んで創作にハマったから、

どうしても少女主人公モノにしたくて、

『男の子は女の子を救う。女の子は男の子を解放する』

をテーマにつくったとか。

 

『雨』と『歌』をピックアップして、それらを属性にして

カードゲームの設定から入ろうとして・・・

他のワードがハマらずに再考を重ね、2度、3度こねこねして

最終的に少年主人公のものに落ち着いたということでした。

 

ちなみに構築中に詰まった場合、

口に出して(独り言)喋ってるみると、

脳内が整理されてアイデアがまとまりやすい、とか

紙に書いて客観的に流れを見て、矛盾してるところを探す、とか

取りあえず寝てリセットする、

なんて、対処法もバラバラでした。

 

私は脳みそが止まったら寝るか、軽い運動(散歩)して

リフレッシュする派だったけど

一度アウトプットしてみるのはいい考えだよな~と思いました。

 

 

5-2)意見交換会

それぞれが自分がどんな感じでプロットを

組み立てていったのか話した後に、

読んでもらった感想を募ったんですが・・・。

 

このターンになると、

それぞれの考えた物語がきちんと完結して

個性があって、いい雰囲気だから、

ちょっとしたところが気になり、

「あそこ、こうしたほうがよくない?」

「このキャラにはこうあって欲しいわぁ」

「ラストこんな感じがいいな」

「あー、それいいよね!」

と、話が盛り上がって、

様々な貴重な意見、アイデアがもらえて

 

『新しい発見をして

自分にはない発想を取り入れる』

 

が実現できました。

 

みんなバリバリ仕事してるメンバーだったから、

これを見始めたユーザーが望んでいるのはこういう展開じゃないか、とか

このアイデアを活かすなら、設定をこうしたら? とか

具体的な意見が出て本当に勉強になりました。

 

その結果、私のつくったものは、映画ものから

連続ドラマものになって、しかも10時台、11時台向けで

書いた方がいいという方向性に(笑

 

 

6)プロット勉強会を終えて

5時間だったんですけど、途中、ご飯食べたり、

お喋りしたりしたとはいえ

あっという間にすぎていきました・・・。

濃厚で、濃密すぎて、帰りは頭がパンパンになって

ちょっと酸欠になったくらい。

 

けれど、最初に立てた目的は見事に、いやそれ以上に達成できたので

本当に充実した時間がすごせました。

ここでもらった意見を参考に、もう一度プロットを考え直して

シナリオ大賞に応募しようと思います。

 

自分に足らないものが見え、

新しい視点が持てたのが、この会の最大の収穫です。

 

進行役っぽいことを買って出たものの

初めての試みだったので、色々まごつくこともあったけど

メンバーがキビキビ意見言ってくれたお陰で、

充実した勉強会になりました。

ありがとう、みんな・・・!!

 

講師が壇上に立っての勉強会も得られることは多いですが

どちらかというと知識の吸収、整理という感じがします。

こういった少人数での勉強会も実践的で楽しいので、 

気になるライターさんは、今回の流れを参考にして

開催してみてはどうでしょうか。

 

 

ちなみにこの会を終えての帰り、

最初に話をしてたライターさんとの会話の中で、

こんな風にフラットに意見を出し合って

シナリオつくるチームがあったら、理想的だなという話題に。

 

ディズニーやピクサーが、

ひとりのシナリオライターにシナリオ全部を任せるのではなく

チームで意見を出し合ってストーリーを決めていく、という

体制を取っているのは理想だな・・・と思いました。

 

シナリオライターに限らず、

クリエイターって常に自分と戦い続ける孤独な職業だから、

今回、会話しながら勉強できたのがとっても楽しかった!

 

この経験を糧に、より一層、

創作活動に精を出していきたいと思います。